今回は久しぶりにブログについてお話しさせていただきます。
私は、ホームページで集客するために、ブログを推奨しています。
とはいえ、「なかなか上手く書けない」というおっしゃる方が多いようです。
私のクライアントさん、知り合いを含め、皆さん同じ苦労をしているようです。
しかし、話をしてみると、それぞれビジネスに対してしっかりとした考えを持っていたり、その業種ならではの面白い(興味深い)話をしてくれたりします。
つまり、いわゆる『ブログネタ』は豊富にあるはずなのです。
であるにもかかわらず、ブログが書けないということについて、二つ理由があると思います。
一つは、文章を書くことに慣れていないということです。
また、そのせいで、文章を書くということに対して、身構え過ぎているということがあります。
そして、もう一つの理由は、何を書けばいいかわからないということです。
今回は後者について説明し、ブログネタの探し方を紹介します。
目次
ブログを書いて集客する
ブログの内容をどうやって決めるかについては、以前も少し紹介しましたが、部分的なものでした。
【参考】
アクセス(集客)のためにブログを書くとなると、このように需要のあるキーワードを探すのが早道です。
とはいえ、ホームページから仕事を得るということを考えたとき、この書き方だけでは不十分です。
なぜなら、ホームページにアクセスを集める目的は、コンバージョン(※)にあるからです。
いくら需要があっても、そのホームページを見て『商品を購入しよう』、『問い合わせしよう』と思ってもらえなければアクセスを集めても意味がありません。
では、どうすればよいかというと、下で挙げる『ブログネタの探し方』を組み合わせて、お役立ち情報だけのブログにならないようにすればよいのです。
(ホームページにもある程度、自分の仕事に対する想いや理念を書く方がいいと思いますが、そこで書ききれなかったことをブログに書くという感覚です)
では、次項からブログネタの探し方をどうぞ。
※ウェブ上におけるコンバージョンとは、そのサイトで決めた最終的な成果のこと。(例:商品購入、問い合わせ、資料請求など)
①ビジネスに関する伝えたい想いを書く
いきなり高い要求をしているように見えますが、実はこれはさほど難しいことではありません。
なぜなら、普段ご自身で考えていること、思っていることを言語化すればいいだけだからです。
そして、それを文章に起こしてください。
最初のうちは上手く書けなくても構いませんので、自分の言葉で書いてください。
ウェブの良いところは書き直しが、いつでもできることですので。
具体的には
たとえば、整体院の先生なら、
・整体師になろうと考えたきっかけ
・印象的だった患者さんとのエピソード
などですね。
これらに経営理念などを絡めて書くと、とても説得力のある記事になります。
②自分のビジネスで重要なことを書く
あなた自身(もしくは商品)が『何をできるのか』、『それで(お客さんが)どういう効果を得られるのか』について詳しく説明してください。
ご自身が得た技術や知識(もしくは商品についている機能)で、お客さんにどういうベネフィット(利益)をもたらせるかということです。
これをわかりやすく書けば、『技術や商品の説明』になります。
また、お客さんに『自分の技術や商品の価値を伝える』ことになります。
具体的には
たとえば、あなたがフィットネストレーナーでしたら、
・誤ったフォームでスクワットをするとどうなるか、正しいフォームでやればどんな効果が得られるか
・適正な重量のダンベルを適切に使うことで、全身の筋トレができる
のようなことですね。
二つとも、あなたなら正しい方法を教えられるということがわかるようにしっかりと説明してください。
③検索キーワードから探す
冒頭でも述べましたが、むやみやたらとアクセスを増やせば売り上げがあがるというわけではありません。
しかし、ある程度のアクセスがなければ、売り上げにつながらないことも確かです。
ですので、アクセス数を挙げるために、検索数が多いキーワードを元にしてブログ記事を作成してください。
【詳しくはこちらをどうぞ】
④Q&Aサイトから見つける
『Yahoo!知恵袋』、『教えて!goo』のようなQ&Aサイトで、ご自身の業種について質問されていないか確かめてください。
思ってもみない質問がされているかもしれません。
これも需要のある内容を説明するという意味では前項と同じです。
⑤書籍を一部引用してくる
ご自身の専門分野の書籍を引用し、それについて(自分の言葉で)説明する方法です。
注意点として、本に書いていることをそのまま載せるのはやめてください。
著作権を侵害する恐れがありますし、何よりビジネスマンとしてふさわしくない態度であり、マナーにも反しています。
抜粋するときは、引用だということがわかるようにして、出典を書いてください。
ちなみに私も、フィリップ・コトラーやピーター・ドラッカーのようなマーケティングや経営に関する著名人の言葉をよく引用しています。
⑥時事ネタからの発想
あなたがご自身のビジネスについて、それなりの知識があれば、世の中で起こっている様々なことを結びつけられるのではないでしょうか。
とはいえ、不謹慎だと言われそうなことは避ける方が無難かもしれません。
具体的には
たとえば、あなたが経営コンサルタントなら少し前に発覚した、『ショーンK』こと川上伸一朗氏の経歴詐称の件が使えます。
冒頭でこれに触れて、企業における危機管理の重要性について説くことができます。(やや強引ですが、笑)
税理士であれば、新たな税制法案が通ったときに、それが庶民の生活にどう関係してくるか説明できるでしょう。
あなたが美容師なら話はもっと簡単です。
最近、髪型を変えた芸能人(※)に触れ、その髪型を解説してください。
※写真を使うときは肖像権にお気をつけください。
⑦体験談からつなげる
これも発想としては前項の時事ネタと変わりません。
冒頭にこの体験談を書き、そこからご自身のビジネスに結び付けてください。
話の導入部に使うと、読んでもらえる可能性が高まります。
なぜなら、人はストーリーが好きだからです。
特に、体験談というものは、その人固有のものなので好まれます。
(冒頭でなくても、途中に挿入しても構いません)
⑧お客さんに直接聞く
これはいつも書くので、「またか」と思われるかもしれません。
しかし、実際にご自身のお客さんに聞くのが一番です。
生の情報というのは、かなり有益です。
日頃から話していることを覚えておき、メモをとってください。
また、問診票やアンケートで回答を得るのも一つの手です。
具体的には
実際にあったケースで紹介します。
ある美容師がお客さんから相談されたそうです。
お客さんが言うには、「染めた髪の毛の退色が早いような気がするし、頭皮が乾燥しやすい」と。
美容師はすぐに「市販の洗浄力が強いシャンプーを使っているのでは?」と返事したそうです。
市販品は石油系洗浄成分やアルコール系洗浄成分を使用しているため、洗浄力が強い反面、ヘアカラーを落としやすく、頭皮を痛めやすいらしいです。
その点、美容室で使っているものはアミノ酸系洗浄成分を使用しているので、カラーにも頭皮にも優しいんだとか。
美容師さんからすれば、当たり前のことかもしれませんが、お客さんはそんなこと知らない人が多いはずです。
(実際、それを聞くまで私は知りませんでした)
こういうことをブログに書くと、ネタにもなりますし、お客さんにとっても有益ですよね。
まとめ
いざブログを書くとなると一行も進まずに時間ばかり過ぎる人も、お客さんに商品やサービスについて聞かれたときは淀みなく説明できるはずです。
つまり、まずやるべきことは、何を書けばよいか考えるのではなく、何を書くことを求められているか調べるということです。
ですので、最初のうちは検索キーワードやQ&Aサイトなどを見て、需要のある内容を選んで書くことをおすすめします。
その後、慣れてきたら書籍や時事ネタ、体験談などを元に書いてみてください。
また、以上で述べたものの他にも、ある程度、個人的なことを書いてもいいと思います。
本来の意味での、ブログの使い方ですね。
あまり気合いを入れすぎず、楽しむことも考えながらブログを続けてください。
正しい方法で継続すれば、必ず良い結果がついてくるはずです。
一緒に頑張りましょう!
役に立ったとき、気が向いたときに是非シェアしてください。
よろしくお願いします。
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