SEO(検索エンジン最適化)をするにあたって、ビジネスブログのタイトルはとても重要です。
なぜなら検索ユーザーはタイトル(とその下の説明文)を読んで、そのブログを読むかどうか決めるからです。
せっかく記事内で良いことを言っていても、読んでもらえないことには何も始まりません。
ですから、まずはどうやったら読まれるかということを全力で考えてください。
タイトルのつけ方 まずは基本
まずは基本中の基本を2つ挙げます。
28文字以内にする
SEO(検索エンジン最適化)の観点から、「タイトルは28文字以内が良い」と言われます。
Googleの検索結果として表示されたときに、タイトルが切れないようにするためです。
以前までは「タイトルは30~32文字が良い」が良いと言われていましたが、検索結果画面の仕様変更で短くなったようです。
28文字を超えると後は省略されるんですね。
こんな感じです。
この検索結果に出てきた記事のタイトルは、
『 404ねーちゃんとHTTPリクエスト、HTTPレスポンスの話 【404 not foundとは?】 』
です。(私の個人サイトの記事です ※ステマ)
28文字目の『【 』より後が省略されているのがわかりますね。
つまり、この28文字以内というのはSEOによる自然検索流入のことを意識しているわけです。
タイトルが途中で切れていたら検索ユーザーに内容が伝わりにくくなるので、それを避けるためですね。
しかし、あまりにこの「決まりごと」に縛られ過ぎると不自然なタイトルになってしまうので、『達成すべき努力目標』ということにしましょう。
つまり、「知恵を振り絞って考えたけど、どうしても28文字には収まらないときは仕方ない」という考え方ですね。
字数にとらわれすぎて意味不明なタイトルをつけてしまうと結局読まれません。
本末転倒ですね。
迷ったときは、『ユーザー目線』で考えてください。
ここで気をつけたいのは、28文字に収まらなかったら何文字でも良いわけではないということです。
できるだけ簡潔に、過不足なく情報を伝えてください。
その方が一目でわかってユーザーにも親切ですよね。
キーワードを必ず含める
前回と前々回で『キーワードの探し方』を紹介しました。
そのときに見つかったキーワードをここで使います。
たとえばあなたが整体師だったとして、見つかったキーワードが『肩こり 解消 ストレッチ』なら、
『現役整体師が教える肩こり解消ストレッチ、手順と方法』
といったかんじですね。
これ、私が勝手につけたタイトルですが、読みたくなりませんか?(笑)
キーワードを入れて、伝えたいことが一目でわかるように書くのが理想です。
何年か前までは、できるだけ前の方にキーワードを寄せると良いなどと言われていましたが、今では意味がありませんので不自然にならないようなタイトルをつけてください。
『キーワードの探し方』はこちらをご覧ください。
タイトルはキャッチコピーです
タイトルをキャッチコピーだと考えるとわかりやすいと思います。
思わずクリックして中を読んでしまいたくなるようなタイトルをつけなければいけません。
ちなみに、これはブログ記事内の見出しをつけるときの考え方にも応用できます。
読者の興味、関心を惹きつけなければならないという部分ですね。
では、実際どうすればよいか、具体例と共に、いくつか見ていきましょう。
役に立つ
これは定番です。
先ほど例に出した、
『現役整体師が教える肩こり解消ストレッチ、手順と方法』
なんかは正にこれですね。
「~する方法」、「手順」などといった詳しく紹介していることがわかる言葉と共に用いると、より良いです。
検索ユーザーは
「肩こりがひどいから、それを解消したい」
「忙しくて整体院に行く時間がないから自宅でストレッチして治したい」
のように考えたのではないでしょうか。
それに対して、お悩みを解消するための記事を提案するという流れですね。
ちなみに、この例に挙げたタイトルにはもう一つポイントというかテクニックがあります。
それは専門家の情報だと知らせていることです。
「現役整体師」というワードを入れることで説得力が増しますよね?
これは結構使えるテクニックですので、是非お試しください。
余談ですが、Googleは昨年(2014年)、誰がその記事を書いたかということを評価基準の一つとする『オーサーランク』を取り入れました。
その流れにも合致します。
具体的な数字を入れる
よく見る手法なので、ご存知の方もいると思います。
これも具体例からご覧ください。
『オフィスで簡単にできる美脚作りの筋トレ7選』
これも私が勝手につけたので、実際に7通りもの手法があるのかは知りません。(笑)
この方法の利点は情報量がどれだけあるか一目でわかるということです。
読了時間の目安がわかって今読むべきかどうか判断しやすいわけです。
長そうだからブックマークしておくという選択もしやすくなると思います。
それから、別の具体的な数字ですと、
『利益を30%も引き上げた!居酒屋店主の最強接客術』
そんなものがあれば是非教えていただきたいのですが、それはいいとして。
具体的な数字を入れることで、イメージしやすくなるわけですね。
これはハウツー系の書籍にもよく使われているテクニックです。
実際、数字を入れると書籍の売り上げが違うのだそうです。
簡単にできる、すぐに効果が出る
『オフィスで簡単にできる美脚作りの筋トレ7選』
できたら最小限の努力で最大限の成果を出したいと思うのは人の常。
「簡単にできる」とか「すぐに効果が出る」みたいな言葉を入れてあげると読んでもらえる確率は上がります。
対象を絞る
『妻子持ちの30代サラリーマンが知っておくべき税務の基礎知識』
対象をどれくらい絞るかは時々によりますが、結構強力な手段です。
これは他のものと組み合わせると良いと思います。
必要であることを知らせる
『妻子持ちの30代サラリーマンが知っておくべき税務の基礎知識』
例題は上と同じです。組み合わせたら、こんな感じになるということですね。
「知っておくべき」と言われると、「読まきゃ」となりますよね。
不安を煽る
これも常套手段です。
『要注意!ダイエット中の女子が陥りがちな5つの間違い』
『あなたは大丈夫?ダイエットに失敗する6つの行動パターン』
こんな風に言われると、少し不安な気持ちになって確認したくなりますよね。
エピソードを伝える
エピソードというのは文章を読ませる上で非常に大きな効果を持ちます。
タイトルで、エピソードの一端を伝えることができれば、読者の興味・関心を惹くことができます。
とはいえ、キーワードを入れて字数を気にしながらエピソードを伝えようとすると難易度が上がります。
ですから、キーワードを無視しても、どうしても伝えたいことがあるときに使うといいと思います。
以前紹介したように、自社商品が生まれたときのエピソードや、社長の来歴をブログで語るようなときですね。
検索結果からの誘導というよりも、自社や自分のファンになってもらうというブログ本来の使い方をするときです。
たとえば、私の来歴を語ろうと思うと、こんな感じになるでしょうか。
『ブラック企業を辞めた私がフリーライターを経て現職に就いた理由』
タイトルからエピソードの一端が伝わってきますよね。(28文字は超えていますが)
注意点
注意点が一つだけあります。
これはどんなタイプのタイトルでもそうですが、タイトルに見合った内容の記事を用意していないといけないということです。
ユーザーに不満を感じさせては、ブログ自体の信用性が薄れます。
といっても、過剰に気にすることはありません。
あなたの専門知識を紹介するというスタンスで、過不足なく情報を伝えてあげてください。
まとめ
長くなったのでまとめます。
・タイトルはあらかじめ用意したキーワードを含めて、なるべく28文字以内に収めるようにする。
・そのとき、クリックされやすいように
「役に立つ」、「具体的な数字を入れる」、「簡単にできる」、「対象を絞る」、「必要であることを知らせる」、「不安を煽る」、「エピソードを伝える」
といったテクニックを使ってタイトルをつける。
以上です。
タイトルについておおよそのところは理解していただけたと思います。
まだ細かいテクニックはありますが、まずは上述したことを実践してみてください。
余談
思っていたより長くなりましたが、具体的に述べようとするとどうしてもそうなります。
私はクライアントさんにテクニックを紹介するとき、具体例を挙げ、「なぜそうするべきなのか」ということを必ず伝えます。
『ウェブの世界ではそう決まっているからです』と言ってしまうのは簡単です。
しかし、「なぜそうするのか」ということを伝え、納得していただかないことにはクライアントさんのためにも、そして私のためにもならないからです。
半信半疑でやっていて徹底できないとなれば、成果は出にくくなります。
そうなれば私に対する不信感が生まれ、私の伝えたいことが伝わらなくなり、別のことをやっても成果が出なくなります。
そういったコミュニケーション不足から生じる悪循環だけは避けたいと私は常々、思っています。
そのせいで必然的に話が長くなるため、非効率的だという捉え方をされることもあります。
しかし、将来的にはご自分だけでブログ運営をしなければならないわけですから、そういった考え方も一緒に身に着けていただきたいと考えています。
では、次回はブログの内容、書き方を具体的に説明していきます。
よろしければ、またお越しください。
役に立ったとき、気が向いたときに是非シェアしてください。
よろしくお願いします。
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