以前、サロン集客法の一つとして、
『売上を伸ばすには既存顧客にリピートしてもらうこと』
だと述べました。
とはいえ、既存顧客がずっと通ってくれるわけではありませんよね。
たとえばサロンの場合、お客さんがクーポンサイトでお得な店が見つけたらそちらに行くかもしれません。
整体院や鍼灸などの治療院では、痛みがとれれば来てくれなくなる可能性が高くなりますよね。
いずれにせよ新規顧客の獲得が欠かせないということです。
目次
新規顧客を獲得するには紹介が一番
現在、新規顧客の獲得単価は、既存顧客のそれに比べて約5~10倍になっています。
(業種によって違いますが、中には約20倍になるというところも!)
つまり、新しいお客さんに来てもらおうと思うと、なかなか簡単にはいかないということです。
とはいえ、できるだけ広告費や宣伝費はかけたくありませんよね。
そこで、既存顧客からの紹介が選択肢の一つとして挙がってきます。
今通ってくれているお客さん(既存顧客)に知人・友人を紹介してもらうわけですね。
既存顧客が協力してくれれば、新規顧客獲得の選択肢の中で、最も確実性が高いものになるのは間違いないでしょう。
紹介を得るにはどうすればよいか
では、自分のお店への紹介を得るためにはどうすればよいか。
結論から言うと、【お願いする】ことです。
当たり前じゃないかと思った方、今しばらくお付き合いください。
その【お願いする】方法に、ちょっとしたコツがあるんです。
紹介を得る具体的な方法
準備をし、手順を守ってください。
1.紹介カード(なければ名刺やチラシでも可)を用意しておく
紹介カードは名刺大の大きさのものがよいと思います。
財布や名刺入れに入れておけるからです。
いざ紹介しようと思ったときに、手元になければ意味がありませんからね。
なければ名刺やチラシでも代用できますが、やはり専用のものがあった方が便利ですね。
紹介カードについては、また別の記事で説明したいと思いますが、おおよそ以前紹介したチラシと似たような構成になります。
何ができるのか、地図、営業日(時間)、オファーなどをしっかり記載してください。
2.お客さんに質問する
「お知り合いを紹介してください」と言っても、なかなかそうしてくれないのには理由があります。
それは、具体的に誰を紹介するか、そのときに思い浮かんでいないからです。
ですから、
「○○さんのお知り合いで、ジェルネイルの仕上がりに不満がある方いませんか?」
のように、具体的に聞いてください。
このお悩みとか困りごとの部分は、ご自分のサロンが得意としている分野にすると効果バツグンです。
「そういえば、友達の□□さんが…」とか「職場の△△ちゃんが言ってました」というように具体的な話になると思います。
3.その方を紹介してくださいとお願いする
そして、そういう話が出てきたら、
とお願いしてみてください。
そこで紹介カードなり、名刺なりを渡してください。
もちろん、お客さんが絶対に紹介してくれるというわけではありません。
しかし、漫然と「だれか紹介してください」と頼むより確率は上がるはずです。
4.紹介があった場合、感謝の意を伝える
実際に、紹介で新規のお客さんが来た場合、紹介してくれた人にお礼しましょう。
電話したり、ダイレクトメールを送ったりする必要はありません。
また、特別に割引など特典をつける必要もないでしょう。
次に来店してくれたときに、しっかりと感謝の意を伝えてください。
など結果も伝えてあげると、喜んでくれると思います。
紹介を得る4つのメリット
メリットは4つあります。
1. 大きな広告費、宣伝費がかからない
新しいポータルサイトに登録しなくてすみますし、雑誌などへの掲載費も省けます。
また、インターネット広告の費用もかかりません。
紹介カードの制作費くらいですね。
2. 営業時間内にできる
広告マンとの折衝や面倒なやりとりをしなくてすみます。
雑談交じりに話をして、紹介カードを渡すだけです。
3. 一度紹介してくれたら、何度も紹介してくれる
これは何となくおわかりいただけると思います。
自分が良いと思ったものを紹介するのが好きな人っていますよね。
そういう人は何度も紹介してくれます。
4. 紹介者が優良顧客の場合、新たな優良顧客になる(かも)
統計はとっていませんから聞いた話になりますが、不思議なことに優良顧客が紹介してくれる人もは、良いお客さんになってくれることが多いようです。
類は友を呼ぶということでしょうか。
最後に
このように方法さえわかれば、簡単に実践できます。
しかもメリットばかりなわけですから、やらない手はないですよね。
是非とも取り入れて活用してみてください。
よろしければこちらもご覧ください。
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