前回、『お客さんは感情でサロンを選んでいる』ということを紹介しました。
その中で、「ホームページを充実させ、新規顧客の不安を取り除こう」と述べました。
とはいえ、どうしたらよいかわからないという声もあろうかと思いますので、少し具体的に説明します。
目次
三つの提示が大事
結論から申し上げます。
以下の『三つの提示』を順番にホームページ上、それもできたらトップページで示してください。
1. お客さんの困りごと、悩みごとを抽出して提示
2. 解決策の提示と説明
3. オファーの提示(試してみませんか?)
これはウェブマーケティングでは基本的な流れです。
しかし、美容業界ではあまり用いられていないようです。
その理由は3つあると思います。
1. ホームページを制作会社に任せたから
2. ホームページの雰囲気に合わない(と考えている)から
3. 美容施術を問題解決のためであると捉えていない
それぞれを簡単に説明します。
ホームページを制作会社に任せたから
これが最も大きな理由でしょうか。
これに関しては仕方がない面もあります。
一般的なウェブ制作会社はウェブマーケティングの基本すら知りませんし、もちろん美容業界のことも知りません。
デザインのことしか考えていないので、そういう仕上がりにしかなりません。
ホームページの雰囲気に合わない(と考えている)から
2は見せ方の問題です。
ホームページに合った見せ方を知らなければできません。
もう少し後で、画像を示して紹介します。
美容施術を問題解決のためであると捉えていない
これに関しては少し説明が必要です。
美容業界にいるあなたであれば、お店での施術は問題解決の側面もあるとご存知だと思います。
特にエステ店ではそれが大きいでしょうか。
『余分な脂肪を落としたい』『小じわ・たるみを何とかしたい』など様々な悩みごとを抱えたお客さんが来ると思います。
しかし、それを「来店してから相談してくれ」と考えていませんか。
もちろん、細かいことは実際に来店してもらってヒアリングするのが当然です。
とはいえ、お客さんがホームページからお店を選ぶとき、自分の悩みを解決してくれそうなお店を選ぶと考える方が自然です。
ですから、明確にわかりやすく示しておくということが大事なんですね。
その方法が上記に示した『3つの提示』を順番に並べることなんです。
メニューが多い場合は分割提示
とはいえ、サロンのメニューは多いのが普通なので、トップページに全て並べることは難しいのが現実でしょう。
ですから、その場合は「お客さんの困りごと、悩みごと」をトップページに示してください。
「そういう方はコチラ」というように誘導してあげることが重要です。
ホームページに正しい導線を引いてあげて、お客さん(候補)が見やすいサイトにしてあげるということですね。
そして飛び先の個々のページで【解決策の提示と説明】、【オファーの提示】を行なってください。
エステ店における具体例
エステ店であれば、『気になる部位』という並べ方がありますね。
お店の規模やメニューによっては、もう少し細かくしても良いかもしれません。
また、特に推したいメニューがある場合は、それだけ単独で紹介するエリアを作るのもいいと思います。
美容室における具体例
美容室であれば、こんな感じでしょうか。
私が即興で作った『困りごと、悩みごと』ですからもしかしたら的外れかもしれませんが、
『くせ毛で髪がまとまらない方にはこんなメニューがオススメ』
『今までのトリートメントが合わない方にはこんなメニュー』
『自分にどんな髪型が似合うかわからないから美容室に行きづらい方』
のようなことを示したエリアを作るとよいでしょう。
画像で示すとこんな感じです。
デザインは最もシンプルな感じにしてますので、各サイトに合わせて変えてください。
ネイルサロンにおける具体例
ネイルサロンであれば、こんな感じです。
『巻き爪でお困りの方にはこのメニュー』
『爪が傷んでいる方にオススメ』
『もともとの爪の形が悪くて・・・という方にはコチラ』
解決策、オファーの提示方法
そうやって集めたお客さんの候補に、【解決策の提示と説明】、【オファーの提示】を行ないます。
【解決策の提示】はサービスの詳細を説明してください。
これに関しては専門であるあなたが詳細に内容を紹介してください。
悩みを抱えているお客さんはちゃんと読んでくれるはずです。
そして、【オファーの提示】ですが、一例を挙げるとお試しコースなどで、料金を安くするということです。
ここでお客さんに来店してもらい、質の良いサービスを行なって、アフターケアをすることにより、リピーターになってもらうという流れです。
ですから、【お試しコース】で利益をとろうと考えないことが大事です。
リピーターになってもらうことで、将来的に利益を得るという考え方ですね。
【損して得とれ】ということわざにも通じるところがあるように思えます。
まとめ
今回、紹介したホームページの集客術をうまく使えば、困りごとや悩みごとを抱えているお客さんを獲得しやすくなります。
探していたサロンはここだと思ってもらい、解決策をしっかり説明し、更にお得なオファーまでしてくれるわけですから来店しない理由がないんですね。
ホームページを見て来店してもらうには、他にも大事な要素はありますが、まずは今回紹介した流れを作ってあげることが先だと思います。
是非、取り入れてみてください。
役に立ったとき、気が向いたときに是非シェアしてください。
よろしくお願いします。
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