昨日、『戦略』と『戦術』の違いについて述べ、それをインターネット集客に落とし込んで説明しました。
その中で、『よくやってしまいがちな間違い』として、流行のメディアに乗っかろうとすることと述べました。
今回は、それをもう少し詳しく説明します。
目次
SNSの主目的
流行のメディアというと、すぐに思いつくのがSNSです。
SNSはSocial Networking Serviceの略で、個人間のコミュニケーションを目的としたインターネット上のサービスです。
たとえば、少し前に流行ったMixiに始まり、Twitter、Facebook。
最近ですと、YoutubeやInstagram、LINEなどですね。
これらSNSの共通点としては、上記の通り、個人間のコミュニケーション、つまり『人間関係』という点にあります。
ビジネス用途で使う難しさ
ですので、本来、SNSは直接的にビジネスとつながりにくいです。
とはいえ、人が集まっているので、そこにある種の広告を打つというのは自然な発想です。
ここでやってしまいがちな間違いは、いきなり商品の売り込みをしてしまうということです。
それが誤りだということは以前も、こちらの記事で紹介しました。
特に、SNSの有料広告は購入に結びつきにくいのです。
理由は大きく分けて2つあります。
SNSはコンテンツ消費がメイン
一つは、SNSユーザーは、他人との会話を含めたコンテンツの消費を主目的としているからです。
特に、人間関係が作れるようなコンテンツですね。
現代人は売り込みに敏感
もう一つの理由は、現代人が売り込みにとても敏感になっているからです。
少しでも商業的な『匂い』をさせると、そこから離脱しようと試みます。
では、SNSをどう使えばよいか
自社メディアとしてブログを持ち、それをSNSと連動させるというやり方です。
基本的には、このやり方が最も堅実だと思います。
ブログでしっかりとした情報を発信し、SNSを使ってそれを拡散、認知してもらってください。
有益な情報を得たと考えてもらえれば、少しずつ信頼関係を築くことができます。
ブログを作る理由はコチラで書いています。
SNSを使う際の注意点
注意すべき点は2つあります。
SNSのユーザー層と商品のターゲット層が合っているか確かめる
やってしまいがちな誤りは、Facebok広告が良いからと聞いて、調査もせずに使い始めることです。
そのサービス(SNS)のユーザー層が、自社の商品・サービスのターゲット層と重なっているのかを確かめる必要があります。
ですので、まかり間違っても、Facebook広告が良いと聞いて、いきなりFacebook専門家に運用を頼まないことです。
しっかり吟味するなり、どのSNSが適切を判断できる人に聞くなりしてください。
一つ判断のポイントを挙げるとするなら、ターゲットとしたい層の人たちがSNSを使っているか、ということです。
ユーザーとの信頼関係を作るために使う
また、前項で述べた通り、現代人は売り込みに敏感になっています。
ですから、SNSではいきなり商品やサービスを売り込むのではなく、まずは信頼関係を深めることから始めるべきです。
そのために、自社の情報を発信していくことが必要となります。
有料広告は必ずしも必要ではない
無料でも使えるのがSNSですから、あえて広告を打たないということも考えられます。
会社や店舗の公式アカウントを無料で作って、情報を発信していくというやり方です。
時間はかかりますが、成功すれば自社のファンを作ることができます。
SNS広告を打つ目的
利益があがるから広告を打つ、というのが本来のやり方です。
これについては、さきほども述べました通り、いきなり広告を打ってもなかなか購入には結びつきません。
だからといって大企業を真似して、認知度を上げたり、ブランドイメージを確立させたりするための広告を出稿してはいけません。
そんな予算があるのなら、別のところが回した方が良いと思います。
イメージ戦略は直接的な利益を生みませんから。
とはいえ、Facebookのキャンペーンなどで、Facebookの自社ページに『いいね』をしてもらうために、少額の予算を投じるというやり方はいいかもしれません。
いずれにせよ特定のSNSに依存すると危険
たとえば、Youtubeに集客を頼りきっていたとします。
しかし、ある日、Youtubeが閉鎖されるとしたら、どうでしょう。
(可能性としては低いかもしれませんが)
好ましくない事態になるのは、火を見るよりも明らかです。
ですので、特定のメディア(自分でコントロールできない他社メディア)に依存するのは危険です。
できたら、自社のメディア(ホームページ、ブログサイト)を持ち、それをSNSと連動して使ってください。
まとめ
SNSは拡散力がありますから、使い方次第ではとても強力な集客システムを作ることができます。
各SNSの特徴とユーザー層をしっかりと見極めて使うようにしてください。
役に立ったとき、気が向いたときに是非シェアしてください。
よろしくお願いします。
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