周囲に勧められてビジネスブログを書き始めたけれど、何を書いていいかわからないし、なかなか続かない。
そんな方は多いと思います。
また、何とか書き続けてはいるものの、本当にこれでいいのだろうかと考えておられる方もいらっしゃると思います。
実際、私のクライアントでも、下記のような方がいます。
すぐにネタが尽きて、書くのにやたらと時間がかかる
⇒ 時間がかかるからやりたくない(というより、忙しくてそんな時間がとれない)
⇒ また明日と思っているうちにやらなくなる
⇒ 気づけば数か月更新していない
せっかく一念発起して始めたのにこれではもったいないですよね。
簡単に挫折しないために、ブログを書き続けるために気を付けるべきことを6つ挙げましたので参考にしてください。
目次
【目的】まずブログを書く目的をはっきりさせる
これは周囲に勧められてビジネスブログを始めた方に多いのですが、そもそもブログを書くことで何を得ようとしているか決めていない方がいらっしゃいます。
目的のない行動をずっと続けられるほど意思の強い人はそれほど多くないはずです。
(実際に、私がそうです)
ビジネスブログを書く理由というのはいくつかあると思いますが、一番多いのは『集客目的』だと思います。
ホームページからの問い合わせを増やすために、ブログを使って集客をする。
はっきりとそう決めてブログに取り組みましょう。
それ以外の目的、たとえば個人の日記や楽しみとしてブログを書いている方はこれ以上読み進めなくて結構です。
そういう方は恐らくネタに困っていないでしょうし、放っておいても記事を量産するでしょうから。
【標的】誰に向けて書くのかを考える
前項で、ブログを書く目的を『集客』であるとはっきりさせました。
では次に、誰に向けて書くかを考えましょう。
これが大事なのは『どういうお客様に来てほしいか』ということにつながるからです。
ご存知の方もおられるでしょうが、『ペルソナ』というマーケティング用語があります。
ペルソナは本来、ラテン語で「人格、仮面」という意味ですが、そこから転じて
『企業が商品・サービスを提供するにあたり、象徴的なユーザーモデル』
ということになりました。
平たく言えば、『こういう人が重要なお客様になるだろう』と考え、実際にその人が実在するかのように人物に肉付けを行うのです。
そうすれば、ブログを書くときにターゲットとなる人を想像して、その人に向けて書けばいいので、一気に筆が進みます。
ペルソナについてはこちらをご覧ください。
【内容】大事なのはお客様目線
ブログを書く目的を『集客』と決め、ペルソナを決めたなら次にやることは一つ。
ペルソナ(ブログを見に来る潜在的顧客)が欲しがる情報を与えてあげればいいのです。
簡単に言うと、ブログを見に来る人が知りたいことを書けばいいということになります。
もちろん、それはあなたの専門分野でなければなりません。
(誰だって素人よりプロに教わりたいと思いますよね)
たとえば、あなたが美容師さんだったら、『シャンプーやトリートメントの基礎知識と正しい使い方』といったようなタイトルで記事を書きましょう。
実際はこういうテーマで記事を書いている人が多いので、すぐに上位表示させられるわけではありません。
税理士さんだったら、『設備投資は購入とリースのどちらが税法上有利なのか?』というようなタイトルですね。
これはさっき適当に考えたので、需要があるかはわかりません。(笑)
ブログで集客するのであれば、こういうように需要があるかどうかということを第一に考えてください。
でも、よく考えると、これは商売をやっておられる方でしたら当然のように染みついているはずの考え方ですよね。
それが文章を書くということになると、突然できなくなるというのは『書く』ということに気をとられ過ぎているからなのかもしれません。
【手法】どうやって書いたらいいか
とはいえ、ブログへの訪問者がどんなことを知りたがっているかわからないという人もいるでしょう。
次回、それについて詳しく説明したいと思いますが、さわりを述べると、専用のツールを使います。
これを使えばネタに困って手が止まるということがなくなります。
まず、専用のツールを使って『キーワード』を集めます。
そのキーワードに沿って、ブログの内容を決め、タイトルを決め、文章の構成を決め、それから書きます。
そもそもの指針があるから、まず最初の障壁である「何を書けばいいかわからない」というところから脱却できますよね。
ブログの執筆には踏むべき手順があります。
その順序通りに進めていけば、何も恐れるものはありません。
(※具体的な書き方については次回以降、詳しく説明します)
【習慣】一ヶ月間は毎日更新する
内容に満足いかなくても、必ず更新してください。
これには3つの意図があります。
1. 毎日書くことを習慣づける
習慣というものは怖いもので、それをやらないと何となく気持ちが悪くなります。
そういう状態に持っていくために最低でも一ヶ月は毎日書いてください。
(できたら三ヶ月と言いたいところですが)
2. 人目にさらすことで、磨かれる。
見られているかもしれないと思うと、次はもっと上手く書こうという気になりますよね。
毎日試行錯誤しながら書くことで、少しずつ上達します。
気づいたときには最初期の頃からは考えられないくらい上手くなっているものです。
3. 比較検討できるようになる
一ヶ月毎日更新すれば約30本の記事が書けます。
30本あれば、どれが上手く書けて、どれが上手く書けなかったか比較検討の対象ができます。
そうなると、あとは検討して浮き上がった問題点や課題を解消する形で、ブログ執筆を進めていけばいいわけです。
【継続】誰にも見られていなくても書く意味
正直なところ、ブログを始めてすぐの時期は驚くくらい誰にも見られません。
(先ほど述べた、『人目にさらすことで、磨かれる』ということと矛盾しているようですが、あれは「見られているかもしれない」と思うことが大事なので実際に見られているかどうかはあまり関係ありません)
渾身の記事を書いても全く反応がないこともしばしばです。
でも、それはいずれくるブレイクスルーのための助走期間だと考えてください。
むしろ、見られていない時期に練習だと思って、どんどん更新してください。
自分で見て下手だと思う記事を書いてしまっても後悔しなくて大丈夫です。
なぜなら、上手くなった後に書き直せばいいからです。
これがブログの良い点です。
下手でもいいからとにかくブログを書いてWeb上にアップする。
これが上達への早道です。
まとめ
【目的】 ⇒ 【標的】 ⇒ 【内容】の順に決め、【手法】を学び、それを【習慣】づけて【継続】する。
これがビジネスブログを書き続けるために必要なことです。
これさえ身につければ、それを知らなかった頃より随分と楽になるはずです。
とはいえ、最初の頃は大変だと思います。
特に、普段文章を書きなれていない人にとっては苦痛なことだと思います。
ですが、それを乗り越えた先に、書くことが楽しくなる瞬間が訪れます。
気づいたら夢中で書いていて、時間があっという間に過ぎてしまうという経験をするかもしれません。
私はこれを『ライターズ・ハイ』と勝手に呼んでいます。
マラソンなどで長時間走り続けると気分が高揚してくる作用である『ランナーズ・ハイ』から連想しました。
この状態を目指して頑張ってください。
次回以降、書き方の詳細について説明していきます。
こちらも併せてお読みください。
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