今回は予定を変更して、以前、ある方から質問された件について説明します。
それは『ドメイン取得業者はどこがいいのか』ということについて、です。
オススメの業者はどこか
先に結論を述べておきます。
オススメのドメイン取得業者は、『お名前.com』、『スタードメイン』です。
以下、理由を確認したい方のみ、先へお進みください。
ドメイン取得業者はどれくらいあるのか
前回、『ドメインはインターネット上の住所だ』と説明しましたが、実際の住所と違うところは自分で名前を選べるというところです。
ドメインを取得するには、ドメイン取得業者と呼ばれる取得代行の会社に申請して料金を支払います。
しかし、ドメイン取得業者はかなりの数、存在しますので、初めての方はどこを選べばよいかわからないと思います。
【参考】ここから事業者を確認できます。
⇒ http://jprs.jp/registration/list/meibo/meibo_a.html
そこでまず基準の一つとなるのが、ICANN認定レジストラかどうかです。
ICANN認定レジストラとは?
ICANN(The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)というのは、IPアドレスの割り当てやドメイン名の取り決めなどを行っている非営利団体です。
このICANNと正式契約を結び、ドメイン登録を行なうことのできる業者を『レジストラ』と呼びます。
日本国内には約15社の認定レジストラがあります。(認定レジストラは、分野別トップレベルドメイン:gTLDを登録できる)
ドメイン取得業者で、ICANN認定レジストラでない法人は『リセラー』と呼ばれ、レジストラを経由してドメイン登録業務を行います。
つまり、代理販売店というわけです。
※gTLD・・・分野別トップレベルドメイン(.com、.net、.orgなど)。
ccTLD・・・国別コードトップレベルドメイン(.jp、.me、.tvなど)
お名前.com、スタードメインについて
弊社(株式会社SceneLive)では、お名前.comでドメインを取得しています。
理由としては
・価格が安い
・業界大手(東証一部上場)
・ICANN認定レジストラ
以上の三つです。
他にもお名前.comの特徴として、扱っているドメインの種類が豊富ということもあります。
(2015年10月17日時点で480種類)
ちなみに、私は個人的にスタードメインでドメインを取得しました。
こちらもICANN認定レジストラで、価格が安いのでオススメです。
もう一つの理由は、『WHO IS情報代行設定を後から無料でできる』からです。
お名前.comでもドメイン取得時に申請すればWHO IS情報を代行してくれますが、それを忘れると料金が発生します。
最後の理由を少し説明します。
WHO IS情報代行サービスとは?
WHO IS情報とは、IPアドレスやドメイン名の登録者に関する情報です。
たとえばムームードメインが提供しているこちらのサービスで、誰でも見ることができます。
http://whois.muumuu-domain.com/
WHO ISは何も設定しないと、名前や住所などの個人情報が公開されてしまいます。
この情報をドメイン取得業者が代行してくれるのが『WHO IS情報代行サービス』です。
余談ですが、私は以前、お名前.comでドメインを取得しようとして、WHO IS情報代行を申請し忘れました。
これは私のミスなのですが、他のドメイン取得業者が後から変更できることを知っていたので特に気にしなかったんですね。
結果として、自分の個人情報が公開されることになりそうだったので、お名前.comでのドメイン取得をやめたということがありました。
会社で契約する場合はあまり関係ないかもしれませんが、個人事業主の方はお気をつけください。
用途によってはオススメ以外でも
オススメ以外にも用途によって利用を考えたい取得業者もあります。
レンタルサーバーとの連携を考えると
お名前.com、スタードメインは独自のレンタルサーバーを持っています。
また、その他にもレンタルサーバーとの連携を考えると、有名どころでは、『ムームードメイン』と『エックスドメイン』が挙げられます。
『ムームードメイン』はロリポップ!レンタルサーバーと、『エックスドメイン』はエックスサーバーと連携しています。
特に、エックスサーバーはレンタルサーバーの中でも高品質ですし、よく使われますので一考の余地があります。
マニアックなドメインを探したい方は
ICANN認定レジストラで、約1000種類のドメインから探すことのできる『ゴンベエドメイン』がオススメです。
こちらもレンタルサーバーを運営しているようですが、性能面でやや難ありです。
初期費用無料、お試し2ヶ月と費用面ではありがたいのですが、ディスク容量が少ない(10GB)のと、データベース設置数が3個までという制限があります。(マイサーバー1000プラン)
同じ料金で、エックスサーバーですと、ディスク容量が200GB、50個のデータベースを設置できますので、性能に大きな差があります。
ゴンベエドメインでドメインを取得しても、レンタルサーバーは他で探す方がいいと言わざるを得ません。
まとめ
オススメのドメイン取得業者を、理由と共に挙げました。
ご自分でドメイン取得する際は、WHO IS情報を代行してくれる業者に頼むということを忘れないようにしてください。
では、次回は独自ドメインがSEOに強いと言われる理由について説明したいと思います。
役に立ったとき、気が向いたときに是非シェアしてください。
よろしくお願いします。
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