前回まで、ビジネスブログの書き方について説明してきました。
ですが、肝心な部分をお伝えしていませんでした。
それは、「ビジネスブログをどうやって始めたらよいか?」ということについて、です。
結論から言うと、自社もしくは自店舗のブログサイトを持つことをおススメします。
しかし、まずはどれが自分に合っているかを比較検討してから決めましょう。
ブログサービスを利用する
ブログを始めるとなると、無料のブログサービスを使うというのが一般的かもしれません。
ブログサービスで有名なものといえば、『アメーバブログ(いわゆるアメブロ)』、『FC2ブログ』、『livedoorブログ』、『はてなブログ』などがあります。
他にも、『JUGEM』、『Seesaaブログ』、『So-netブログ』などなど、探せばまだまだあります。
性能、独自ドメインを設定ができるか否か、デザインカスタマイズの自由度、運営側広告の非表示ができるか否かなど、機能面で差異があり、どれが良いかというのは一言では言えません。
機能面で言うなら『FC2ブログ』をおススメしますが、運営企業が海外(ロサンゼルス)にあるとか、大阪にある広告代理店に家宅捜索が入ったとか、運営の部分で不安が残ります。
というのも、こういったブログサービスに限らず、企業が無料で提供しているものはいつサービスが終了してもユーザー側は文句は言えないからです。
ですので、ブログサービスでブログを始めるのであれば、常にバックアップをとることをオススメします。
※特定のサービスを貶める意図はありません。あくまで事実に即して客観的な目線で意見を述べています。ご了承ください。
アメブロで始める
「どこでブログをやろうかな」と考えたとき、最初に思いつくのは『アメーバブログ』(アメブロ)ではないでしょうか。
多くの芸能人・有名人がアメブロをやっていることもあって、知名度も抜群です。
そのおかげでユーザー数が多いので、必然的にアクセス数も上がりやすいはずです。
ゼロから自分のサイトを立ち上げるのに比べると、初期段階では大きな差があると思います。
(もちろん、見られるような努力をしないといけないという点では同じですが)
やり方によっては見込み客を集めやすいはずです。
アメブロのデメリット
しかし、デメリットもあります。
前項でも述べた通り、いつサービスが終了しても文句は言えないということです。
アメブロほど大きなサービスでも、絶対にそれはないと断言できません。
また、サービスが終了しなくても、規約に違反してしまうとアカウントが凍結されるということもあります。
実際にアカウントが凍結された人を知っていますが、その人は知らずに商行為をしていたそうです。
物品を販売してしまったんですね。
(商行為はアメーバ利用規約第13条の(4)で禁止行為として規定されています。)
ある日、突然アメーバにログインできなくなっていたそうです。
ちなみに、物品の販売だけでなく、契約締結を目的とした無料セミナー開催の告知といったような情報の送信も禁じられていますから要注意です。
もちろん、そういったことを理解した上で始めるのであれば、手軽に始められるのでおススメはできます。
もし、私がアメブロでブログを書くのであれば、別で持っている自分のサイトに見込み客を誘導するために使います。
商品やサービスの概要を記して、「詳しくはコチラへ」と自分のサイトへのリンクを貼るわけですね。
あまり露骨にやると嫌がられますから、自然な形になるよう気をつけないといけませんが。
既存の自社サイトにブログを併設する
既存サイトにブログを併設させるメリットは、既にあるホームページ(とドメイン)を活かせるということです。
特にドメインは運用歴が長い方がSEOに強い傾向にあるので、そこも検索結果を上位表示させるのに(多少は)プラスに働くと思います。
逆に、デメリットとしては費用と時間がかかることです。
既存の自社サイトにブログを併設するとなると、システムを導入することになります。
社内にそれを作れる人がいないのであれば、ブログシステムを構築してくれる業者に依頼することになります。
費用もそれなりにかかりますし、時間がかかるのですぐに始められないのが問題です。
となると、当然費用がかかりますし、場合によってはサイトの構成が変わることもあるかもしれません。
ちなみに、弊社では最初からブログシステムを導入すると決めてから制作したので、その点は問題ありませんでした。
(余談ですが、私が一人でデザインから裏のシステムまで作りましたので、結構な時間がかかりました)
WordPressで新たにブログサイトを立ち上げる
新規でウェブサイト、ホームページを立ち上げる中小企業、店舗の方にはおススメの方法です。
ウェブにおける住所の役割を果たすドメイン(このサイトであれば、https://websanbou.comのwebsanbou.comの部分)を所有し、ウェブサイトを公開します。
これの良いところは自分で管理運営できるところです。
既にデザインがついたテンプレート(WordPressではテーマといいます)を使えば、手を加えなくてもオシャレなサイトに仕上げることが可能です。
WordPressの『テーマ』には無料、有料の両方あり、有料の方がデザイン性が高い傾向にあります。
しかしながら最近は無料のものでも、オシャレなものも増えてきていますので、色々と探すのも楽しみの一つにはなります。
ですが、ここで一つ注意点があります。
WordPressは元々、ブログサイト作成を目的に開発されたシステムです。
ですので、TOPページにブログ記事(もしくはそれらの目次)が表示されます。
会社のサイトとして使うには何らかのカスタマイズが必要となりますし、テーマによっては(ユーザーにとって)使いにくいということもあるかもしれません。
そういうときのためにWordPressには固定ページという機能があり、ある程度自由にページを作ることができます。
とはいえ、これもWordPressに関する知識がないと使いこなせません。
また、デザインセンスも必要になってくるでしょう。
その辺りのことも自分でやってみたいという方にとってはチャレンジしがいのあるものかもしれません。
WordPress設置の流れ
WordPressでブログサイトを作るには、おおよそ以下の手順が必要となります。
1. ドメインを取得
2. サーバーを立ち上げる(またはレンタルサーバーを借りる)
3. サーバーにドメインを割り当てる
4. ドメイン直下にWordPressを設置する(直下でない場合もある)
この手順については次回から紹介していきます。
しかし、これが面倒くさい、そんなことをしている時間がない、よくわからないという方は業者に頼むという選択肢があります。
WordPress設置を業者に頼む
業者に頼むとなると、ホームページ制作会社に依頼することになると思います。
中には格安でやってくれる業者もありますが、メリットとデメリットを理解した上で選んでください。
ホームページ制作会社に頼むメリット
・デザイン性が高い(低いところもある)
ホームページ制作会社に頼むデメリット
・費用がそれなりにかかる
・集客専門のライターがいないので、集客で最も重要なテキスト部分を自分で全て考えないといけない
格安業者のメリット
・安い
・早い
格安業者のデメリット
・デザインはテンプレに写真をはめこむ
・集客専門のライターがいないので、集客で最も重要なテキスト部分を自分で全て考えないといけない
最も大きいのはデメリットの部分、
「集客専門のライターがいないので、集客で最も重要なテキスト部分を自分で全て考えないといけない」
というところでしょう。
多くのホームページ制作会社にはディレクターもしくはプロジェクトマネージャーと呼ばれる人がいて顧客からヒアリングをしますが、それは主にページ構成やデザインのことです。
集客で最も大事なテキスト部分は顧客(つまりあなた)に丸投げすることが多いと思います。
(価格が安いところは特に)
どこに依頼したらよいかわからないあなたへ
デザインが良いだけでは、あなたのホームページからお客様が問い合わせをしてくることはありません。
中小企業経営や店舗経営をしているあなたに必要なのは、ホームページを中心とした『集客の戦略』を立てられる人間がいる制作会社だと思います。
集客の戦略を立てるには多くの知識が必要となります。
ホームページ制作、デザイン、リスティング、SEO、マーケティング、ライティング。
そして、それらを知っているだけではなく、実践して成果を残したことがあるかということも大事な要素です。
只今、弊社では無料相談を承っております。
お申込みいただいた方に、私から事前ヒアリングシートをお送りさせていただきます。
その後、弊社においでいただき、120分間を使って、私があなたのサイトや集客の仕組みのどこに問題があって問い合わせがこないのかということを診断させていただきます。
集客できるホームページをどこに頼んだらよいかわからない、またはホームページはあるけれども集客にお困りの方は是非、ご相談ください。
なお、このご案内は上の「お問い合わせ」ボタンがある限り有効です。
まとめ
ブログをどこで始めたらよいかということについて説明させていただきました。
個人的にはWordPressで自社サイトを作ることをおススメしますが、費用や時間の面が気になる方はアメブロをはじめとしたブログサービスを使うのも一つの手だと思います。
また、自分でWordPressを設置してブログを始めてみるという選択肢もあります。
そういう方のために、次回からWordPressの設置方法を紹介していきます。
役に立ったとき、気が向いたときに是非シェアしてください。
よろしくお願いします。
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